たぬぽん日記

スイーツ、ラジオ、無線、街ぶら、山歩き などを書いています。

比良山系 武奈ヶ岳 登山とオンエア

週末登山が、習慣になって来た今日この頃、人間には欲があるもので、今まで登った山よりも高い山に登りたくなるものなんです。自分が、こんなに登山と無線に夢中な人間だとは思ってもいませんでした。

4/10(土)に登ったのは、滋賀県湖西にある比良山系の最高峰になる武奈ヶ岳(1214m)SOTA JA/SI-004になります。ここは、登山口からは足で登るしか方法が無いので、ここでオンエアしたらきっと値打ちがあるんだろうなとも思って行ってきました。

ルートは、登りは、JR湖西線 堅田駅-<若江交通バス>-坊村登山口-御殿山(1097m)-ワサビ峠-武奈ヶ岳(1214m)山頂でQRV。下りは、武奈ヶ岳山頂-八雲ヶ原(湿原)-北平峠(昔ロープウェイがあった所らしい)-大山口-イン谷口(バス停)-<若江交通バス>-JR比良駅

所要時間は、登りが坊村登山口から武奈ヶ岳山頂まで約2時間半、下りが武奈ヶ岳山頂からイン谷口バス停まで約3時間掛かります。坊村バス停に到着したのが9:30、武奈ヶ岳山頂に着いたのが12:00、武奈ヶ岳山頂を出発したのが13:30、イン谷口バス停に着いたのが16:15でした。頂上でQRVする時間も限られた結構時間に余裕の無い登山でした。

登りは、坊村から集落に入り明王院というお寺の端を渡って少し歩いたところに、御殿山コースの登山口があります。いきなり急坂が続くとガイドブックに書いてあったので、心得ていたもののこの急坂がいつになっても終わらない、正に修行のような登山道でした。途中、平坦な場所も少しはあるのですが、殆ど急坂を登っていたように思います。また、登山道の道標が多くなく途中で道を間違え進んでいたところを、たまたま後ろから歩いて来られた方に間違っていることに声を掛けられ助けられました。私のような素人が山登りをするには、やはりYAMAPのGPS機能が必要だと気づかされました。実は、昨晩YAMAPを試そうと地図のダウンロードまでは行っておきながら、登山ルートの登録をする時間がなく、結局利用せずに今回の登山を始めました。山ランの先輩たちが、教えてくれたことはしっかり聞いておかないとと思いました。

息を切らしながら、約2時間休むことも無く歩き続け、御殿山(1097m)山頂に到着。ここは、小さな頂上で休むスペースも限られています。若いご夫婦1組とご年配のご夫婦1組が小休憩を取られており、わたしも持参した暖かいお茶で一服。時計は、11時10分でしたので、しばらくして武奈ヶ岳山頂を目指すことにしました。

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湖西線 堅田駅前 ここから坊村に向かいます。朝この1便のみの運行です。

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坊村バス停。登山道に渡ったところから撮影。
交通量が多い道なので横断には注意が必要です。

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坊村周辺のガイドマップ 他にも幾つか山があるのでまた来るでしょう。

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明王院の赤い橋を渡って登山道に入ります。

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橋のたもとに咲いていた椿の花とピンク色は何の花かな。

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急坂続きですが、頑張って登るのです。

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こちらも急坂。道が良く分かりません。

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少し平坦な道に出て 道標がありホッとする。

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何て言う植物だろうか・・・。少しは勉強しなきゃ。

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御殿山山頂 1097m ようやくここまで来ました。

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御殿山から東側の山のピークの眺め

御殿山からは、いったん下ってワサビ峠を経て、最高峰の武奈ヶ岳に向かいます。下りの登山道も結構荒れた感じなのですが、武奈ヶ岳からの帰り道の方がもっとすごかったです。ワサビ峠からは、琵琶湖が垣間見えて最高峰からの景色を期待させてくれます。もう一息頑張りまして、武奈ヶ岳頂上に到着です。いつも登る山は、平野部から近い場所が多かったのですが、この山は西側に見下ろすのは比良山系から京都に向けた山々の連なりで、こんな景色を目にするのはきっと初めてだったのだろうと思います。

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ワサビ峠に向かって一旦下ります。

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ワサビ峠 あともう少しで最高峰です。

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少しだけ琵琶湖が見えます。

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1214m 最高峰はもう直ぐです。頑張って来たので期待が大きい。

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山頂から北側の景色 山々が連なる景色 最高です。

山の素晴らしさを実感する瞬間でした。

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頂上、空が映えてきれいです。

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東 琵琶湖側の風景です。

いい景色を堪能したところで、ここで滞在できるのはわずか1時間しか無いのです!ここから頑張ってQRVです。1時間で何局取ってもらえるかが勝負な訳です。12:10 433MHzでCQを開始、土曜日でトラック無線に邪魔をされるのかとドキドキしながら、メインで呼出し後サブチャンネルに移動、結果的には1時間で10局と交信することができ大満足でした。JP3*HZ/3 左京区愛宕山移動、JA3*PN 堺市中区(いつもありがとうございます)、JP3*UG/3 兵庫県朝来市 粟鹿山移動、JP3*PL/3 兵庫県飯森山移動、JF3*DV/3 舞鶴市移動、JQ3*LV/3 兵庫県神崎郡福崎町 七種山移動、JS3*KT 阪南市(いつもありがとうございます)、JL3*EQ 和泉市(いつもありがとうございます)、JA3*KR 長浜市、JR3*DO 泉佐野市 各局慌ただしいQSOとなりましたが、ありがとうございました。

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運用風景は、こんな感じです。いつもと同じ。
あんぱんは、欠かせません。

13:15にJR3*DO局との交信を終えて、即撤収して下山方向に向かいました。ここから3時間の下山も楽しみです。1局目にQSO頂いた、JP3*HZ局が過去にこちらに来られたことがあり、下山途中の北比良峠は、昔ロープウェイがあった場所で眺望が最高だと教えてくれました。アマチュア無線していると、こんな出会いがあるので楽しいんですよね。皆さん優しい方ばかりです。

とはいえ、下山の登山道は、登り以上に荒れていましたし、急な岩の階段が続いたので、こちらもまた大変でした。

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下山を始めて、直ぐにこんな道。道というより土砂がえぐれた場所。
こんなところを進んできます。

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進んで行くと、落とし穴かと思うような場所に・・・。(汗)

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土砂崩れで、こんなところとか。(汗)

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こんな可愛い花が咲いてたりと、山は楽しい。

1時間ほど歩くと、八雲ヶ原と言う湿原に出てきます。西日本では珍しい地質の場所で、かつてこの場所にスキー場があった頃に、環境が悪くなったが、現在は元の風景に戻っているらしいです。それにしてもきれいな池ですよね。キャンパーが、テントを張って過ごす場所になっているようです。そりゃいい場所だと思います。

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八雲ヶ原の案内。珍しい地質であることが説明されています。

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カレンダーで見る写真みたい。空と風景が水面に映ってきれいです。

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こっちからのアングルでもう一枚。これの方がきれいかな。

八雲ヶ原を後にすると、20分ほどで北比良峠に着きます。先ほども書きましたが、昔スキー場があった頃に、ロープウェーの頂上になっていた場所だけあって、景色は最高のところです。また来てみたいと思いますね。

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北比良峠 到着

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北比良峠から琵琶湖北側の眺望 最高です。

北比良峠で景色を楽しんだ後は、ここから2時間の近くひたすら、岩の道を下山します。岩の高さが高くて、下山で良かったと思いました。手とおしりをついて足を下に降ろすスタイルでないと降りれない場所が何か所かありました。また、登山道の標識が不案内なのでここでも道に迷いそうになりました。

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この標識、錆びてて見れない。よく見ると谷口って書いてあるからこっちだ。

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こんな道が普通に続きます。ここまで来ると慣れてきた。

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ゲタ道と呼ばれる登山道。いい感じの景色ですね。足場は良くないですが。

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ところどころに、こんな感じの沢もありました。
沢沿いの登山道は、道が分かり辛い場所が結構多いです。

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登山道も終わりに近づき、大山口のキャンプ場付近です。
山の桜は、まだもう少し楽しめそうですね。

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北比良の案内図 スキー場があった頃は、この位置からリフトとロープウェイで
登れていたんですね。2004年に運用停止となって今は静かな山に帰ったみたいです。

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イン谷口 バス停 比良駅まではこのバス停から帰れます。
便数は、朝と夜に限られるので少ないです。これはどこも同じ。

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JR比良駅 到着 お疲れさまでした(自分に向けて・・・)

登山のガイドブックで、行ってみたい山だったので、今日は足を延ばしてみました。登山、下山ともに体力も使うし道を間違えないようにしないといけないし、まだまだ未熟だなと思う自分です。次回の登山までには、YAMAPを使えるようにして万全にして次の山に登りたいと思います。では、また。